
今回は、インスタでも好評だった我が家のおままごと収納について!
一般的に、おままごとが好きなお子さんは多いと思いますが、我が家の息子、実はもともと全く興味を示さず…。
とにかくトミカ遊びに夢中。それに付き合って永遠に車を走らせていた母は、ちょっと違う遊びに誘導したくなり、試しにままごと食材を買ってみたのでした。
すると予想外に息子もすぐ興味を持ち、「はい、どーぞ」と食べさせらる日々がスタート。

結局、繰り返すものが車から食べ物に変わっただけっていう…(笑)
そんな時期にInstagramで、本物さながらの可愛いおままごとキッチンの投稿を立て続けに目にし、「我が家もキッチンを置けば、もっと遊びが広がるかも!」と思うように。
でも、息子の遊びの中心はあくまでもトミカで、おままごとは”サブ”。それなのに高価なキッチンセットを買うべき?どのくらい遊ぶ?手放すとき大変では?……色々迷いました。
そこで我が家が選んだのは、大型のおままごとキッチン(チェスト型)をどーんと置くのではなく、小型の卓上キッチンを使って“柔軟なごっこ遊びスペースをつくる”という方法です。
トミカ遊びの場所も確保しつつ、おままごとやごっこ遊びもできて、おもちゃもしっかり収納できる。そんな空間を目指しました。
けっこう自信作ができたので、ぜひご覧ください。
キッチン収納|最小構成でしっかり「ごっこ遊び」
おままごとといえば、まず思い浮かぶのはキッチン。
今どきは、本物さながらの大型キッチンが、さまざまなメーカーから出ていて、本当に可愛いですよね。
もし息子が「おままごと大好き!」タイプだったなら、私も思い切って、とびきり可愛いキッチンを買っていたかもしれません。
でも、我が家の息子は、床一面にトミカを広げて遊ぶタイプ。大型キッチンを置いてしまうと、スペースが取られすぎて、トミカや他の遊びとのバランスが取りにくくなることが目に見えていました。
そこで、我が家では、“必要な機能だけ”を最小構成でそろえるスタイルに。
幸い、用意した卓上サイズのコンロとシンクが無印良品の棚にぴったり収まったので、これを起点に収納を構成することに。
上段にはお皿やカップを並べて取り出しやすく。さらに、自作の棚をL字に配置し、作業スペースも確保しました。


食材収納|「見せる」と「隠す」を使い分けるコツ
おままごとの食材って、種類も量もどんどん増えていきますよね。でも、全部を見えない場所にしまい込んでしまうのは、ちょっともったいない。
子どもって、目に見えているものから遊びを広げることが多いからです。
そこで我が家では、「見せる収納」と「隠す収納」を使い分ける方法を取り入れました。
たとえば、野菜や果物など“見栄えするアイテム”は、オープン収納であえて見せることで、遊びのテンションもアップ!
逆に、かさばるものや使用頻度が低いものは引き出しへ。この使い分けによって、見た目の可愛さと片付けやすさを両立できました。

作業スペース|ごっこ遊び以外にも使える”余白”の工夫
無印の棚(コンロ&シンク付き)とL字になるように設置した自作の棚。この配置、実は私の中でかなりチャレンジでした。
というのも、棚って基本は壁沿いに並べるのがセオリー。
しかも、我が家の子供部屋は4.5畳とコンパクトなので、部屋を横断するように棚を置くと遊ぶスペースが圧迫されてしまうんですよね。
それでも、何度も置き方を試した結果、『やっぱりこのL字が一番使いやすい』と判断。思い切ってこのレイアウトに決めました。
特にこだわったのが、「あえて何も置かないスペース(=作業台)」をつくること。
固定のキッチンパーツを置かずに残しておくことで、「調理」「盛り付け」「レジ打ち」「受付」など、その時々の遊びに合わせて自由に使える空間になります。
さらに、棚の奥側にはおままごと系の収納、手前にはトミカ遊び系の収納と、遊びのエリアが自然と分かれメリハリがつく、というメリットも生まれました。

まとめ|柔軟性のある収納が、遊びの幅を広げる
おままごとというと、まずは大きなキッチンを置く、というイメージがあるかもしれません。実際、私も最初はそう考えていました。
お子さんメイン遊びがおままごとだったり、十分なスペースがある場合は、それも素敵な選択だと思います。
でも我が家では、“空間全体でごっこ遊びを楽しめる”ように、収納やレイアウトを工夫する方法を選びました。今でもそれが正解だったと感じています。
ポイントは、「使い方を限定しない収納」を意識すること。
食材の収納ひとつとっても、見せるもの・隠すものを分けることで、遊びやすさと片付けやすさの両立ができます。
そして、あえて何も置かない“余白”をつくることで、子どもがその場で思いついた遊びに自由に展開できるようになりました。
実際にこの作業スペースでは、調理やカフェの注文、レジ、お店屋さんごっこ、さらにはトミカ遊びの空港や駐車場にもなりました。
空間に余白があるだけで、遊びの世界がどんどん広がっていくんです。
限られたスペースでも、「何をしまうか」だけでなく「どう使うか」まで考えることで、子どもにとっての遊び場はもっと豊かになります。
これからも成長に合わせて変化できる収納を、楽しんでいきたいと思います。
毎日子育てを頑張るママたちの、少しでも参考になれば嬉しいです。