連休中、子どもから発せられる「今日は何して遊ぶ?」のひと言に、思わず身構えたことはありませんか?
家でずっと遊びに付き合うのは正直しんどい。
でも、毎日どこかへ出かけるのは現実的じゃない。
かと言って、ゲームやYouTubeばかりというのも気になる——。
そんなとき、わが家で活躍しているのが“ボードゲーム”です。
家族みんなで笑って盛り上がり、遊びながら考える力やコミュニケーション力も自然と育つ。
今回は、我が家の小学生が本気でハマったボードゲームを3つ紹介します。
切る?残す?食べる?同じ種類のケーキを集める心理戦『もっとホイップを!』

「どう切ったら、あのケーキを取れるかな…?」
『もっとホイップを!』は、切り分けたケーキを取り合って得点を競う、シンプルだけど奥深い心理戦カードゲームです。
手番では好きなようにケーキをカットできますが、実際にケーキをもらえるのは、他の人たちが好きな部分を取ったあと。
しかも、取ったケーキは「残す」か「食べる」かで配点が変わるため、そこも悩みどころ。
見た目はとってもかわいいのに、実はかなり頭を使うゲーム!
楽しく遊びながら、観察力や戦略的思考が自然と身につく、夏休みにぴったりのカードゲームです。

我が家の息子も、最初はなんとなく「好きなケーキを取る」だけでしたが、数回プレイするうちにルールをしっかり理解し、「ここで切ればチョコケーキが残るかも…」とぶつぶつつぶやきながら戦略を立てるように。
今では私や夫と互角に戦えるほど、読み合いが上達しました。
「かわいい」×「考える」×「盛り上がる」がそろった、
家族でじっくり楽しめる一本です。
共通点をみつけてバナナをつかめ!『忍者バナナ』

対象年齢:7歳〜
プレイ人数:2〜6人
プレイ時間:約15分
めくったカードの共通点は…?
『忍者バナナ』は、3枚のカードに共通する要素をみつけて素早く中央のバナナをつかみ取り、カードの獲得を競い合うゲームです。
共通点は、「色」「背景」「人数」「大きさ」の4種類。
たとえば共通点が忍者が1人なら「イチニンジャ!」赤色なら「アカニンジャ!」と叫びながら中央のバナナをつかみます。
一番早くバナナを掴んだ人が場のカードを獲得し、最終的にカードをたくさん集めた人が勝ち!
さらに、2つの共通点(たとえば「赤い3人の忍者」)を見つけたときや、人数の合計が7人になったときは、他のプレイヤーからカードを奪えたり、3つすべての共通点をみつけると即勝利!という変則的なルールもあり、ゲームをさらに盛り上げてくれます。

我が家でも、ゲームが進むにつれ全員が「クロニンジャ!」「ヤマニンジャァァァ!!」とテンションMAXで叫びながらプレイしています(笑)
また、力強くつかんだ瞬間にバナナから鳴る「ぷぴーっ♪」の音もゆるくて、笑いを誘います。
短時間でできて、大人も子どもも一緒に盛り上がれるので、夏休みのおうち時間にぴったりなアクション系カードゲームです!
ビー玉を連鎖させて薬の完成をめざせ!『ポーションエクスプロージョン』

対象年齢:14歳〜
プレイ人数:2〜4人
プレイ時間:約45分
ビー玉をぶつけて爆発させろ!
『ポーションエクスプロージョン』は、魔術学校の生徒となって魔法のポーション作りに挑むボードゲームです。
カードに書かれたレシピどおりに材料(ビー玉)を集め、できるだけ多くのポーションを完成させて得点を競います。
特徴的なのがビー玉の集め方。
排出器(はいしゅつき)と呼ばれる装置に並んだビー玉を1つだけ取ることができるのですが、このとき、ビー玉が転がって同じ色同士がぶつかると”爆発”が起こり、その色のビー玉を全てゲットできます。
つまり、より多くの連鎖を狙ってビー玉を取るのがポイント。
うまく爆発をつなげて大量のビー玉をゲットできると、まさに爽快です!

さらに、ポーションが完成すると得点が得られるだけでなく、その場で飲むことも可能。
「材料の色を変える」「追加で取れる」などの特殊効果が使えるようになります。
どのポーションを集め、どのタイミングで使うか──その戦略が勝利へのカギ。
キラキラとした見た目の美しさと、連鎖の気持ちよさに我が家の息子もどハマり!
「やったー!ビー玉大量ゲットォォ!!」と、頭フル回転させながら楽しんでいます。
手を動かして楽しめる”思考系ゲーム”として夏休みにおすすめの一本です。
まとめ|家族で笑って、考えて、夢中になれる時間を。
夏休みって、「今日は何して過ごそう…」の繰り返しですよね。
特に最近の猛暑では、外遊びだけで乗りきるのはなかなか大変…。
かといって、ゲームやYouTubeばかりになるのも、ちょっとモヤモヤしてしまう。
そんなとき、家でじっくり楽しめるボードゲームがあると、本当に助かります。
今回紹介した3つは、実際にわが家で何度も盛り上がった実績あり!
どれも子どもがハマるだけでなく、親も一緒に楽しめる“ちょうどいいゲーム”ばかりです。
夏休みはもちろん、ちょっとした連休や週末のおうち時間にもぴったり。
気になったものがあれば、ぜひおうち遊びのレパートリーに加えてみて、家族みんなで笑顔になれる時間を過ごしてみてくださいね。