最近、小2の息子と過ごしていると、険悪な雰囲気になることが増えました。
少し前まで楽しくおしゃべりしていたはずなのに、急に始まる口ごたえ、揚げ足とり、屁理屈、不機嫌な態度。
まるでわざと私を怒らせようと煽っているようにも感じる言動に、最初は受け流そうとするものの、やっぱり腹が立ってしまって…。
ついイライラした態度で返しては言い合いになり、あとから自己嫌悪。
「なんでこうなっちゃったんだろう?」
「育て方を間違えたのかな?」
ある日、辛くなって思わずスマホで「小2 反抗的」「小2 口ごたえ」と検索。
そこで初めて知ったのが、『中間反抗期』という言葉でした。
ネットでその意味を調べてみたら、まさに我が家の今の状態にそっくり…。
「うちだけじゃないんだ」と少しホッとしたけれど、頭で理解しても、いちいち突っかかってこられるのはやっぱりしんどい。
この記事では、『中間反抗期』を迎えた息子のリアルな様子と、今まさに渦中にいる私の正直な気持ちをまとめてみたいと思います。

現在進行形なので、今のところ解決策は編み出せていません。
ただ最後に、対策…と言えるほど立派なものではありませんが
私が辿り着いた考えについて書きました。
同じような子を持つ親御さんの参考になれば嬉しいです。
私が最初に感じた変化|小2息子に起きた“反抗的スイッチ”
最初は、本当に些細な変化でした。
たとえばボードゲームで私が負けると、
「ほんとママって弱いよね」とニヤニヤしながら言ってきたり。
言い間違いをすれば、「えー、そんな言葉あったっけ?」とわざと繰り返して煽ってきたり。
さらに最近では、
- 「ババア」「バカ」「ウザい」などの暴言
- 目が合うと「こっち見ないで」と言われる
- すれ違いざまに、わざと体当たりしてくる
- 注意すると不貞腐れる
- すぐわかる嘘をつく

これだけ並べるとまるで“悪魔のような子”に見えるかもしれませんが、元は優しくてかわいい自慢の息子です。
それでも最初のうちは、
「たまたま機嫌が悪いのかな?」
「今日は疲れてるのかも」
そう思って軽くたしなめる程度にしていました。
でも、それが毎日のように続くようになってきて――
「え?そんな言い方しなくてもよくない?」
「なんでそんなに突っかかってくるの?」
気づけば私もイライラが募って、
つい感情的に怒ってしまうことが増えていきました。
そして、ついに『ある出来事』が起こったのです…。
初めて知った『中間反抗期』という言葉|ネット検索でたどり着いたヒント
実は、このあとお話しする『ある出来事』がきっかけで、私は初めて“中間反抗期”という言葉を知ることになるのですが──
ここで先に“中間反抗期”というものについて簡単に説明させてください。
私がネット検索で得た情報によると概ねこんな状態を指すようです。
- 小学2年生〜4年生ごろに多い
- 第一次反抗期(イヤイヤ期)と、第二次反抗期(思春期)の【中間】にあたることからその名がついた
- 親の言うことに強く反発する
- 乱暴な言葉遣いが増える
- 思い通りにならないとすぐ不機嫌になる
- 甘えと反発を繰り返すので、親はとにかく混乱する
- 「成長の一環」「自立の第一歩」など、ポジティブに捉える専門家も多い
まさに、最近の息子そのもの…。
「うちだけじゃないんだ」
「これも成長過程のひとつなんだ」
そう思えて、ほんの少しだけ気持ちがラクになった記憶があります。
それでは話を戻して──
次章では私が中間反抗期という言葉を知るきっかけとなった
『ある出来事』についてお話ししたいと思います。
これが“中間反抗期”?|小2息子に言われた衝撃のひと言
その日は平日でしたが、夫は実家に帰省しているタイミングでした。
朝、いつも通りに登校準備を進めていた息子が、ふとこんなことを言ったんです。
「パパいないと寂しいなぁ。ママはいなくてもいいけど」
……ん?後半の部分いる?
とは思いましたが、とりあえず「そうだよね、パパいないと寂しいよね」と受け流そうとする私。
でも続けて、こんなことまで言われてしまいます。
「パパは話し相手、友達は遊び相手、ママはお世話係って感じ」
……え?お世話係??
いつもなら笑って流せたと思うんです。
でもその日は、別件で少しイライラしていたこともあって、なんだか思いっきり深く刺さってしまって…。

実際にはもう少し会話のラリーがあって「ママはいなくても全然寂しくない」「ママどっかいって」など
繰り返し言われたのが積み重なった感じででした。
つい感情的になって、玄関にいる息子にこんな言葉を投げかけてしまいました。
「そんなことばっかり言うなら、ママは学校から帰ったらいなくなってるからね」
特にリアクションなく出発する息子。
大人気ないことを言ってしまったな…と反省しつつも、どうにも気持ちはおさまらず。
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「それならちょっと驚かせてやろう」と、
息子の帰宅時間に合わせて2階に隠れ、“本当にいなくなったフリ”をすることに。
でも、学校から帰ってきた息子は、私を探すどころか一言。
「ただいまー。遊びに行ってきまーす」
……こちらを気にする素振りすらなく、公園へダッシュ。
あれ?探さないの??
と驚いたものの、その日は習い事がある日。
時間になれば「送って」と泣きついてくるだろうと予想していました。
ところが、息子は習い事の時間に間に合うように帰宅し、
また隠れていた私をよそに、そのまま自分で出発。
え?え?習い事も一人で行くの!?
そんなこと、今まで一度もなかったのに…。
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息子の思わぬ行動に驚きつつも、私も意地になり、
そういうことなら「お世話係がいなくてどこまでやっていけるのか、お手並み拝見」と
Switchとタブレットを隠し、テレビのコンセントも抜いて、今度は車の中に隠れて帰宅を待つことに。
大人気なさ全開ですが、そんなこと構っていられません。
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習い事が終われば、慌てて帰ってきてきっと私を探し回るだろう
そう思っていたのに、またしても予想は大ハズレ。
習い事の帰り、息子はいつも通り公園に寄って遊びはじめ(GPS持たせているので位置は把握できてました)
ようやく家に戻ってきても、そこから1時間以上、私を探す素振りすらなし。
息子には通話ができるタイプのGPSを持たせているのですが、それでの連絡もなし。
電子機器は使えなくしたので時間潰しはできないはずなのに何やってるんだろう?
と思いつ様子を伺っていたら1時間半後にようやく動きが。
GPSの通知が鳴り、画面を見ると息子が家の周りをウロウロしている様子。
「そろそろ潮時かな…」
そう思い、探しに出たものの、家の近くには姿は見当たらない。
GPSは自宅に戻ったことになっているのに、家の中にもいない…。
「え、どこ行ったの?まさか…」
血の気が引きかけたそのとき――
お隣のおばあさんに声をかけられました。
「〇〇くんなら、うちにいるよ」
なんと息子は、私がいないからとお隣のおばあさんに助けを求めて保護されていたのです。
しかもちゃっかりご飯までごちそうになって…。
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それでも、迎えに行くと
私の顔を見るなり、泣きながら謝る息子。
つられて泣き出すおばあさん。
それを見て、私も涙が止まらなくなって
感動のフィナーレ……じゃないですよね。
「困ったときに頼ってくれて嬉しかったよ」
と優しく声をかけてくれたおばあちゃんには本当に感謝していますが、
よそ様を巻き込んで大騒動にしてしまったことを、心の底から猛省しました。
これが『ある出来事』です。
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この一件がきっかけで、ただイライラするばかりではなく
息子との関係性を冷静に見つめ直し、調べる中で出会ったのが、
『中間反抗期』という言葉でした。
もっと早く知っていれば、少しは冷静に向き合えたのかな…。
いや、頭では分かっていても、やっぱり腹は立つから無理かもしれません(苦笑)
正解はわからないけれど|“中間反抗期”の今、私が決めたこと
中間反抗期なんだ…と気持ちの落としどころが見つかって、少しラクになった部分はあります。
それでも、やっぱり日々のちょっとした言い方や態度にイラッとしてしまうことは今でも多いです。
さらに、中間反抗期の特徴としてよく言われるのが、「甘えたい気持ち」と「自立したい気持ち」が交互に現れること。
これがなかなかやっかいで、
さっきまで「ウザい」と反抗的だったかと思えば、
30分後には「ママ大好き」と甘えてきたり…。
正直、振り回されて困惑することもしばしば。
つい昔の“可愛い息子”の面影を求めて、寂しい気持ちになることもあります。
でもきっと、それが「正しい成長のかたち」なんですよね。
これが思春期に入って、大人になっていけば、
「ママ大好き」なんて言ってくれる瞬間は、本当にもう二度と戻ってこなくなる。
今はまだ、その一瞬が残っている。
だから、甘えてきたときは、家事や仕事の手を止めて、
できるだけ思いっきり甘えさせてあげよう。
そして反抗しているときは、少し距離をとって、
お互いが傷つかない距離感で、そっと見守ろう。
そう、心に決めました。
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正直、今でも「何が正解なのか」なんてわかりません。
でも、たった一度の子育て、たった一度の人生。
できるだけ悔いのないように。
息子との限られた時間を、できるだけ楽しい思い出で残したい
そう思っています。