子どもの小学校入学が近づくと、親が頭を悩ませることのひとつに”学習机どうする問題”がありますよね。
特に近年は、リビングで勉強するスタイルが定着し「リビング学習机って実際どうなの?」「ダイニングテーブルで十分?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
我が家も入学準備のタイミングで悩みに悩み、最終的にリビングに置ける学習机を選びました。
そんなリビング学習机を実際に使い始めて約2年──
「買ってよかった」と感じる点もあれば、「注意が必要」と思う点も見えてきました。
そこで今回は、実際に使い続けてわかったリビング学習机のメリット・デメリットや、失敗しない選び方のコツをわかりやすくまとめています。
これから購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
我が家が「リビング学習机」を選んだ理由
「リビング学習」という言葉はここ数年で急速に広まりましたよね。
きっかけは「東大に入る子はリビングで勉強をしている」ことが話題になったためと言われています。
かく言う我が家も、そんな噂を耳にしたことでリビングでの学習を意識するようになり、当初は学習机は買わずにダイニングテーブルで勉強させる方向で準備を進めていました。
ただ、気になることがひとつ──
今までダイニングテーブルでお絵描きや工作をしてきた様子を思い返すと、食事のたびに片付ける必要があり、親子ともに小さなストレスを感じていたのです。
さらに、詳しく調べていくと「リビングで勉強をする場合も、集中できる専用のスペースがあった方がいい」ということもわかりました。
そこで考えを改め、親の目が届き子どもも安心して学習を続けられる「リビング学習机」を置くことにしました。
我が家が選んだのは、家具・インテリアメーカー「一世紀(ISSEIKI)のKIDS AIRY DESK 3点セット」。
シンプルなデザインで圧迫感がなく、リビングにも馴染む見た目が決め手でした。
▪️購入したもの
・商品名:ISSEIKI KIDS AIRY DESK 3点セット
・セット内容:机・棚板・引き出し
・サイズ(机):幅100 × 奥行50 × 高さ70cm
・価格:56,970円(税込)※2024年1月時点の情報
・購入先:楽天市場
次の章では、このリビング学習机を実際に使ってみて感じたことを紹介します。
「リビング学習机」を使って感じたメリット
私たち親世代は使ってこなかった「リビング学習机」の購入。
息子の学習に本当に役立つのか少し不安もありましたが、実際に使ってみると想像以上に”ちょうどよかった”というのが率直な感想です。
ここでは、我が家で感じたメリットを紹介します。
ダイニングテーブルのごちゃつきストレスが減った
机を購入する前は、ワークやお絵描き、工作など、すべてダイニングテーブルを使っていました。
…が、いざご飯を出そうというタイミングでも作業が終わらず、息子は不完全燃焼、私はイライラ。
どちらにとっても小さなストレスの種でした。
机を設置してからは、息子が自然と“自分のスペース”で作業するようになり、ダイニングテーブルがすっきり。
親子どちらにとってもストレスが軽減しました。
”自分だけの場所”は、学用品の管理にもぴったり
机が届いたとき、息子は大喜び。
「ここで勉強しよう」「ランドセルはここに置こう」と、小学校への期待を膨らませていました。
“自分専用の空間がある”ことが、子どもにとって特別なんだと実感します。
さらに、入学後は配布物がどんどん増加。
(タブレット・絵の具セット・鍵盤ハーモニカ・教科書・お道具箱など)
それらを机まわりでまとめて管理できるようになり、片付けがスムーズになりました。
学習習慣のきっかけづくりにも◎
入学当初は宿題も少なかったものの、机で絵を描いたりタブレット学習をしたりするうちに、“机に向かう”習慣が自然と身につきました。
ダイニングテーブルより高さが合って姿勢も整いやすく、集中して取り組めます。
周囲のママ友からは「机に座っていられない」「宿題を後回しにする」といった声も聞きますが、息子は宿題・音読・チャレンジタッチを終わらせてから遊ぶ流れが定着。
今では自分から机に向かう姿も見られるようになりました。
勉強って、やっぱり継続する習慣が大事だよね。子どもの頃にこういう環境があったら、私ももう少し頑張れたかも。
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このように、我が家では「リビング学習机を買ってよかった」と感じる変化がたくさんありました。
「リビング学習机」を使って感じた注意点
どんなに気に入ったアイテムでも、なかなか「完璧」とはいきませんよね。
ここでは、実際にリビング学習机を使ってみて気づいた注意点を紹介します。
集中力を保つには、家族の協力も必要
リビングは家族みんなが過ごす場所。
どうしてもテレビの音や会話が耳に入ってしまい、集中が途切れることがあります。
特に夫がテレビをつけたタイミングと息子の宿題が重なると、つい画面の方を見てしまうことも。
完全に静かな空間にはなりにくいため、集中をサポートするには家族の協力も欠かせません。
生活感が出やすい
リビングに机を置くと、教科書や文房具などが目に入りやすくなります。
スッキリした空間を保ちたい方にとっては、“どう隠すか・どう整えるか”の工夫が必要です。
ただ、我が家で使っているものはシンプルなデザインなので、机の上が片付いていればそこまで気になりませんでした。
親の目が届く=ストレスになることも
「親の目が届く安心感」はメリットでもありますが、“見られている”ことが気になる子もいます。
息子はあまり気にしないタイプですが、お友達に手紙を書いているときは「見ないで」と言われたこともありました。
見守りつつも、適度な距離感を保つ意識が大切だと感じています。
我が家にとっては、どれも許容できる範囲のデメリットでしたが、感じ方は家族の性格や生活スタイルによっても変わると思います。
導入を検討している方の判断材料のひとつとして参考になれば嬉しいです。
まとめ|「リビング学習机」は、こんな人におすすめ
現在、息子は小学2年生。リビング学習机を使い始めて約2年が経ちました。
そのうえで感じるのは、やっぱり「買って大正解だった!」ということ。
もちろんすべての家庭にフィットするわけではないと思います。
それでも「これは合うかも」と感じられた方にとって、リビング学習机は、”暮らしのなかで学びを整える”ひとつの選択肢になるはずです。
リビング学習机は、こんな方におすすめ!
- ダイニングテーブルのごちゃつきにストレスを感じている
- 子どもに”自分だけの場所”をつくってあげたい
- コンパクトでも長く使える学習机を探している
- リビングの雰囲気に馴染む、圧迫感のないデザインを重視したい
- 机に向かう習慣を少しずつ身につけさせたい
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この記事が、ご家庭に合った学習環境づくりのヒントになれば嬉しいです。