子どもの遊びを整える

おままごと収納のその後|2階で進化した“遊び×収納”の今

以前の記事では、1階のリビングに「最小構成でしっかり遊べる」おままごと収納を作った話をご紹介しました。

実はその収納、現在は2階にお引っ越ししています。

「えっ、もう遊ばなくなったの?」と思われるかもしれませんが、それは半分ハズレで、半分正解です(笑)

今回は、そんな”おままごと収納のその後”として、

  • 移動のきっかけ
  • 今どんな風に使っているか
  • 「空間全体で遊べる工夫」の現在地

このあたりを中心にご紹介します!

まだ読んでいない方は、こちらもぜひあわせてどうぞ!

 

移動のきっかけ|遊びの変化と学習スペースの誕生

1階のリビング横、4.5畳に作ったおままごとスペース。試行錯誤を繰り返して作ったこの場所は、私にとってお気に入りの場所でした。

でも、小学校に入学した息子は、友達との外遊びや習い事で忙しくなり、家で過ごす時間がどんどん減少。

残った時間もゲームやYouTubeなど、おもちゃ以外のことに興味が向いてきて、親子でたっぷり遊んでいた幼稚園時代とは、遊び方もだいぶ変わってきました。

さらに、4.5畳のスペースに新しく学習机を置くことにもなり、いよいよ遊び場を見直すタイミングがやってきたのです。

「さすがにおままごとは卒業かな?」と思ったものの、一気にすべてを手放すのは親としてもちょっと寂しいし、息子も平日は難しくても土日はまだ親と一緒遊びたがる様子もありました。

それなら、週末にゆっくり遊べるスペースを、別の場所に作ろう!そんな思いから、2階への”お引っ越し”を決意しました。

2階でも遊ぶ?使われなくなるかも…という不安と、今の姿

2階への移動を決意したものの、「忘れ去られて遊ばなくなっちゃうかも…」という不安もありました。

でも実際に2階に移動してみると、息子は新しい環境に興味深々!

実は、今回の引っ越しにあたって、私はひとつ”コンセプト”を決めていたんです。それは、「カフェを作ろう」というもの。

もともとひとりっ子の我が家では、おかあさんごっこのような複数人の登場人物が必要なごっこ遊びより、店員さんとお客さんに扮する”お店屋さんごっこ”の方がしっくりきていたので、それをもっと発展させようと考えました。

その構想を息子にも伝えていたので、遊びは「カフェ作り」からスタート。

一緒にスイーツを手作りしたり、コーヒーマシンを用意したり、配置を考えて、メニューも作成しました。

幼稚園時代の“おままごと”とはちょっと違う、今の年齢なりの「接客」や「カフェ経営」が中心(笑)

おもちゃ収納の見直しとあわせて、遊び方も進化させることができたのです。

現在のレイアウト|カフェスペースの全貌を紹介!

2階に引っ越した現在のおままごと収納。

今回も以前と同じくL字(逆L字)の配置をベースにレイアウトを考えました。

ただ、以前と全く同じにしたわけではなく、使わなくなったアイテムは手放し、無印の棚も1階に残すことに(この話はまた別の機会に!)

そのうえで、1階で実践していた『おままごとと他のおもちゃの両立収納』引き継ぎたいと思い、2階のスペースも工夫を重ねました。

ここからは、そんな収納の全貌を詳しくご紹介します!

カフェコーナー|”遊びやすく整った空間”を意識

カフェ収納の中心になるのは、セリアのボックスと組み合わせたニトリのパインラック。

この棚は、無印よりも棚板の間隔を細かく調整できるのが◎

引き出し風に使えて、お皿や食材を使いやすく、ごちゃつきがちな中身が中身が見えすぎない絶妙な収納が叶いました。

下段にはシンクやコンロも格納。カフェごっこでは必ずしも出番があるわけではないので、使うときだけ取り出すスタイルにして出しっぱなしを卒業しました。

最上段には、コーヒーマシンやレジを並べて、カフェ感を演出。

隣にはホームセンターで買った枠だけの収納箱を重ねて作った、ディスプレイケース風の棚も設置しています。

ここには、息子と一緒に作ったスイーツやセリアのミニフードなどを並べて、軽食と甘味がそろう”スターバックス風カフェ”を目指しました。

ボードゲームエリア|”カフェでゲーム”を叶える

小学生になってルール理解が進んだことで、息子と一緒に楽しめるボードゲームも増えてきました。

そこで、以前は別に作っていたボードゲーム収納をカフェスペースに併設。息子と相談して、「ボードゲームカフェにしちゃおう!」というテーマに決まりました。

絵本コーナー|読むきっかけをそっと仕込む

「こちらのボードゲームカフェでは絵本の販売もしてまーす!」という設定も加えて、絵本を手に取りやすい位置にディスプレイ。

遊びの延長で読みたくなるような仕掛けをつくったことで、最近ちょっと遠ざかっていた絵本にも、また手が伸びるようになってきました。

季節の絵本などを飾るとカフェ(部屋)のディスプレイにもなりますよね。

おもちゃスペース|”今のブーム”を優先

おもちゃもかなり手放しましたが、スロープトイや積み木、レゴデュプロの電車など、「まだ使うもの」はこちらに残しました。

ポイントは、おもちゃを詰め込みすぎず、“今のブーム”で厳選していること。

そして裏テーマとしては、1人遊びできるものは1階、親子で楽しむものは2階に置くことで、時間が限られる平日は1階、ゆっくり時間がとれる週末は2階という使い分けができるようにもしています。

さらに、棚の上段は1階で使っていたときと同じように、普段はあえて何も置かず、必要に応じて”作業台”や”ディスプレイ台”として活用できるようにしました。

収納だけでなく、「遊びのステージ」としての柔軟性を持たせているのも、我が家ならではの工夫かもしれません。

まとめ|終わりのない進化

今回、学習机を置くというやむに止まれぬ事情や、息子の生活リズムの変化をきっかけに、おもちゃ棚を縮小しようと決めたものの、「おままごとはもう卒業かな…」と正直寂しさを感じていました。

でも実際は、“もう遊ばないかもしれない”と思っていたおままごと道具が、場所と収納の工夫ひとつで、新しいかたちで息を吹き返しました。

ポイントは、ただ移すのではなく、”今にあった収納”を考えたこと。

その結果、遊び方もアップデートできました。

これからも息子の成長とともに、おもちゃは少しずつ減っていくと思いますが、またきっと新しい遊びがはじまるでしょう。

成長に合わせて暮らしも遊びも柔軟に。

そんな視点で、これからも楽しい空間づくりを続けていきたいと思います。



-子どもの遊びを整える
-,

テキストのコピーはできません。